日本Mテクノロジー学会事務局
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Mテクノロジーについて

M ってな~に?

M (MUMPS) システムとは

Mシステムは、マルチユーザー・マルチタスクのデータベース・システムです。ハードディスクをメインメモリーと同等に扱え、BASICに似た簡単な命令で、数百程度の個人データベースから百万件に及ぶ大規模なデータベースまで作成することができます。

このシステムは、1960年代後半に米国マサチューセッツ総合病院のコンピュータ科学研究所で開発され、1977年に米国規格協会(ANSI)標準に、1992年に国際規格(ISO)標準に、1995年にJIS標準に制定されました。当初は、医療情報分野を中心として発展してきましたが、このシステムが持つ柔軟なデータ構造、文字列処理機能、システム開発の高生産性、ネットワーク対応、コストパフォーマンスの良さから単に医療分野だけでなく、一般のデータベース(図書館、特許管理、銀行、財務管理、物流・在庫管理など)システムに広く用いられています。

Mの特徴

  1. マルチユーザー・マルチタスクである。
  2. データベース・システムである。
  3. コストパフォーマンスが良い。
  4. ユーザーが開発し発展させて来た。
  5. 命令体系の標準化がなされている。
  6. 命令体系が論理的でシンプルである。
  7. 命令の予約語がない。
  8. 文字列が自由に扱える。
  9. インタープリタ機能がある。
  10. ディスクがメモリーと同等に扱える。
  11. データベース構造はツリー構造である。
  12. 宣言文が不要でダイナミックな変数割り付けを行なう。
  13. スパースアレイ機能を持つ。
  14. 添字に文字列が使用できる。
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